TEDトークの要約:最高の人材の履歴書が必ずしも理想的でない理由
あなたが
ある会社の人事担当をしていて、
2人の候補者の内、1人を選ぶ場面に直面しているとします。
候補者A: 一流大学卒業で成績優秀、そして完璧な履歴書と推薦書
候補者B:2流大学で多くの転職歴(レジ係や「歌うウェイトレス」という変な職歴がある。)
あなたは、どちらの候補者を選びますか?
話し手(レジーナ・ハートリー)の部署では、このような対照的な候補者を次のように分けました。
明らかに優位性があり成功が約束されている候補者Aは、「銀のスプーン」(The Silver Spoon)、
同じ地点に辿り着くために極めて過酷な条件を戦い抜いてきた候補者Bは、「闘士」(The Scrapper)。
彼女は、「銀のスプーン」を採用したことがあるそうです。
しかしながら成功が前提とした人生であるためか、
一時的につまらない手作業をさせると、
高学歴には相応しくないと言い、
辞めてしまったそうです。
彼女は、「闘士」を採用することがお勧めだと言います。
その理由は、彼女自身が「闘士」だからその類の人のことについて良く知っているからです。
長年、多くの成功者の経歴を読むうちに
共通点を発見したそうです。
それは、若くして苦難を経験していることです。
貧困の親による育児放棄、学習障害、両親との死別、家庭内暴力など。
しかしながら、たとえ最悪の状況にいても
人は成長し、変貌を遂げることができます。
科学者は、この現象を「心的外傷後成長」(Post Traumatic Growth)と名付けました。
逆境が与える影響を調査した研究では、698人の子供の中で
最も過酷な経験をした子どもたちのうち1/3以上が成人後、
成功した人生を送っているそうです。
最後に「闘士」には隠れた武器(secret weapons)があります。
それは、「情熱」(Passion)と「目的意識」(Purpose)です。
「闘士」を採用してみてはどうですか?
参照文献: レジーナ・ハートリー(2015), 「最高の人材の履歴書が必ずしも理想的でない理由」,
Written by Kiriyone
追記:
私自身、闘士型の人間だと思います。
育った家庭環境は、特別裕福でもなかったし、
特に勉強ができたわけでもない。
でも周りの人に負けたくないという
強い意志がありました。
そして努力すれば
何かを変えることができると確信しています。
今までにしてきたことよりも
今何してるかが大切だと思います。
やればできる。